当センターに相談した結果、欠陥住宅問題が決着した方々からお礼の手紙が多数届いています。これから住宅を買われる方への貴重なアドバイスとなることを願い、一部をご紹介いたします。

■ケース1
大阪府羽曳野市 新築建て売り住宅(自由設計) 全6軒
雨漏りがひどく壁・天井からもれてくる。床下がプール状態になるほど水が溜まっている。また、床反りや建具のたてつけも悪い。苦情をいっても業者が全く対応しない。

利用者からの手紙

これから家を購入される方、購入した家に欠陥が見つかった方へ

 私は2年前、住宅を購入し、入居して数ヶ月で雨漏りを発見しました。
業者に修理を申し入れても、コーキングをするばかりで一向に良くなりません。
そんな時、近所にも同じように悩んでいる方がいるのを知り合計6軒で業者と交渉をする事になりました。
 私達は全員素人ながら協力し合って住宅を調べ、次々と欠陥を発見しました。根気強く交渉を続けましたが、やはり素人の集団では、限度があります。
 そんな時「欠陥住宅を正す建築士の会」の存在を知りました。
事務局長の山口さんを始め、皆さんのご協力で私達にとっては最高の決着をつける事ができました。(可能な範囲での補修及び和解が成立した)。
 最初の雨漏り以来、約2年の歳月を要しましたが、ようやく平穏な生活をおくることができそうです。
 今回の様な悲惨な出来事の割に最後まで明るく対応する事ができたのは、以下の理由によると思われます。
 1)同じ被害者が協力しあって業者と対決できた
 2)各人が集めた情報を元に全員が話し合い一つの意見として業者に対応した事
 3)文書及び証拠となる写真、テープ等を用いて交渉した事
 4)専門家(建築士の会)の協力を得られた事

私たちはこうして欠陥住宅を供給し続ける業者と対決する事ができましたが、同じ被害に会っている人、及びこれから被害に会うかもしれない人は日本全国至る所におられるはずです。
住宅を購入する事は私達にとっては一生に一度か二度の大変な行事であり多大な労力と根気がいります。それを乗り越えて購入した住宅が欠陥住宅では目も当てられません。業者は優良な住宅を供給する義務があるはずです。
私はこの貴重な経験を1人でも多くの方に伝え、泣き寝入りする人が1人でも減る様、微力ながら協力できれば私達を支えて下さった多くの方々に恩返しが少しでもできるのではないかと考えています。

 平成12年7月9日                T・S (大阪府羽曳野市)

■ケース2

神戸市北区 新築分譲マンション
契約の際に「天袋」が充分にあるとの説明をうけ、収納スペースがどうしても欲しかったので契約をしたところ、内覧会で「天袋はない。代わりの収納庫も確保できない」と言われ、何度交渉しても対案が示されなかった。

利用者からの手紙

山下 健 様

 先日は、我が家の「天袋問題」につきまして貴重なアドバイスをいただき心より感謝しております。
 昨年十一月にマンションが完成し、内覧会で初めて実は天袋がないという事実を知らされてからのこの約半年というものは、毎週のように週末に行われる不動産会社との話し合いも遅々として進まず、いくら素人の私たちが集まって頭をひねってみても、これといってすばらしいアイデアも浮かぶはずもなく、話し合いが言い争いになることもしばしばで、いい加減うんざりしておりました。
 山下様にご提案いただいた五ヶ所について、不動産会社の方にお話しましたところ、快くその場ですべて承諾していただけました。
 天袋一つの代わりに、三ヶ所も壁を壊さなければならないこれらの提案をすべて受け入れてもらえるとは思っておりませんでしたので、内心びっくりいたしました。
 そして先日、不動産会社の方と一緒に建設会社、設計事務所の方々がいらっしゃって細かい打ち合わせがすべて終わりました。
六月十五日から三〜四日の予定で工事が始まります。
 山下様にご相談してから、たった二日間で話し合いすべて終わったのです。これまでの悩み抜いた数ヶ月の話し合いを思い出すと苦笑してしまいます。結婚を機に購入したマンションですが、当初から問題を抱えることになり、思いもしなかった憂うつな新婚生活を送る羽目になってしまいましたが、これでようやく落ちついて生活できると主人と話しております。
 山下様 本当にありがとうございました。ご報告が大変遅くなりまして申し訳ありません。
 また、突然のお電話にもかかわらず、親身に私どもの相談にのっていただき、山下様のようなすばらしい建築士の方をご紹介いただきました貴会にも心から感謝申しあげます。
 本当にありがとうございました。
 今後より一層のご活躍をお祈り申しあげます。

 平成十二年六月六日                    Y・K (神戸市)