最近の相談

 

 

number

21

相談日

2001.6.12

タイトル

ひどい結露で悩んでいます。

名 前

藤沢友子

都道府県

滋賀県

相談の分野

住宅全般

住宅の種類

注文住宅

住宅の構造

木造2階建て

築年数

築2年未満

業者の見解

結露の発生は住宅の欠陥によるものではなく、家の高断熱高気密性に対して関西仕様のサッシの性能が追いついてないせいである。サッシの性能の問題なので基本的に施工業者の過失ではない。

相談内容

 昨年7月に完成した家の結露についてご相談します。契約前に施工業者が提示した資料や打ち合わせなどでは「ペアガラス採用による結露防止」を謳い文句にしていました。確かに住宅には一応基準で定められている、いわゆる「関西仕様のペアガラス」が採用されています。このペアガラスは施工業者の判断により選択されたものです。
 しかし11月頃から結露により、このペアガラスがびしょびしょ状態になり、毎朝ペアガラスの拭き掃除が必要になりました。結露の写真を撮り、施工業者、サッシメーカー、建築時に施工状態を調査してもらった会社と私共で今年の3月に話し合いの場を持ちました。そのとき各会社の方々は結露の写真を見て、現状のひどさについては理解されたようでした。その話し合いの場では、サッシを全面的に取り替えた場合の工事のプランや諸費用を計上して後日書面にて結果を報告するということになりました。この6月中にはその結果が提示される予定です。
 そもそもサッシの選択を業者任せにしてしまった私共にも何らかの責任はあると思います。ですが、元来の結露防止の謳い文句とは違った、結露を大いに発生させるサッシを採用した施工業者にもこの状態を招いた責任があると私共は考えています。ですからサッシの交換、取り替え工事の諸費用について、私共だけではなく施工業者側も何らかの負担を背負って欲しいと考えています。
 実際に、施工業者に負担をしてもらうのが可能かどうか、また事を円滑に進めて問題解決を図るにはどのようにしたら良いのかを是非教えていただきたく思います。
 さらに付け加えますと、気密性の高い家なのに換気口と呼べるものがキッチンとお風呂の2箇所だけというのも気になります。

回 答

藤沢 友子様

ご相談の内容から推察される回答を送ります。

  1. まず、高気密、高断熱性の高い家は、建築基準法で義務付けられている換気設備(居室すべてに換気口や小窓)以上の配慮が必要です。(当然のことながら部屋内外の温度差が通常以上に大きくなる)

  2. 問題のペアガラス(関西仕様も含む)ですが、それらのメーカーのほとんどはどこも完全あるいは完全に近い結露防止とはいっていないと思います。程度の問題だと考えた方がいいと思います。結露の解消はあくまで、通気と換気が基本であり、それらを無視して、いくら外壁、床、天井等に断熱材を敷き詰めても、結露は起こります。

  3. サッシの取り替えとありますが、取り替えの際はそれこそ結露防止のために有効な換気小窓等があるのか等を施工業者に必ず確認して下さい。なお、取り替え費用の件は注文建築ですので藤沢さんが設計等の段階で結露対策の注文をされておれば当然業者負担が通常ですし、もしいっていなくても、それほどの結露なら、住宅保証の観点からも相手の責任になると思われます。
    その点はかんばって交渉して下さい。

  4. 総じて、上記にあります、居室(すべての部屋)に適切な換気、通気設備があるか改めて、確認する必要があると思います。

    余談ですが、冬暖めた部屋の熱を逃がさない為の、窓側に吊るハニカム、サーモスクリーンといったよい製品も出ています。

    又不明の点がありましたらメールを下さい。


         住宅救急センター
         担当建築士 山中 徳雄

 

 

 

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